HOT ! ヤマハトロンボーンYSL641太管テナー

YSL641（本体が641、スライドが643と刻印されています）
ベルサイズ　8・1/2インチ
レッドブラスベル
太管
スライド　キュプロニッケル（白銅）
主管　ニッケル

1970年代製造の古いものになりますが、演奏可能品です。前所有者はトロンボーン専門家です。

このたび長年コレクションとして収集してきた楽器から、整理の為、数本を放出します。貴重なビンテージ楽器です。経年劣化はございますが演奏に際して不具合はありませんのでご安心ください。
ケースはヤマハオリジナルの長方形の黒ハードケース（内装青色）です。（画像の楽器を置いてあるケース(内装赤色)ではありませんので、ご注意下さい）

現在60歳代以上の方は中高時代、この楽器に憧れた方も多いのではないでしょうか？

老舗オールズ社のトロンボーンを模倣したデザインで、当時ヤマハがトロンボーン研究に力を入れていた頃の代表作です。

1980年代にカスタムトロンボーンが発売されるまで、細管テナーが651、太管のテナーが641、そしてテナーバスが643という3つのモデルがYAMAHAのフラッグシップモデルとして君臨していました。
赤ベル（レッドブラス）のヤマハトロンボーンはこのシリーズ以降、作られていないので、今なお根強いファンが多い貴重な機種と言えるでしょう。

またスライドもヤマハトロンボーンの歴史上、キュプロニッケルという材質は、この3機種（651、641、643）以外、この時期しか製造されていません。
ニッケル製のスライドはキング、バック、クルトワ、レッチェなどのメーカーでは現在でも制作されておりますが、キュプロニッケル製のスライドは世界的にも聞いたことがありません。
（ニッケルとキュプロニッケルは別物です）
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※キュプロニッケルとは、銅とニッケルの合金。基本の材質は銅なので、イエローブラス製（銅と亜鉛の合金）のスライドとは一線を画すものです。